PRODUCTS製品案内
コルゲートロールクラッシャーCORRUGATE ROLL CRUSHER
同期・対称回転する波状(corrugate)のロール間に材料を供給し粉体を連続粉砕
- ロール表面の波形加工により、大塊を確実に噛込み粉砕。
- ロールのコルゲート凹部と凸部で、粉砕対象に強い剪断・圧壊作用を伝達。
- ロール上で材料大塊が転動せず、処理能力が大幅に向上。
- コンタミネーションを考慮した各種ロール材質の選定が可能。
標準対応
- 連続処理
- 乾式対応製品
- インバータ
可変速
製品概要
同期・対称回転する2本のロール間に被粉砕物を通し、圧縮による粉砕を行います。粉砕ロールは波形(corrugate)加工が施され、ロール上での材料塊の転動を防止し確実に噛込み粉砕を行います。ロール突起部で、剪断・圧壊作用が強く働き、大塊の瞬時粗砕が可能です。粉砕対象物の大きさにより、ロール表面の突起を凸-凸もしくは凹-凹に位置調整して粉砕調整が可能です。粉砕物の粒径はロール間のクリアランス調整で変更が可能です。駆動ロールと従動ロールは、ギヤーカップリングで連結され動力を同期伝達します。従動側ロールはスプリングによるコンプレッション機構を採用し、ギャップを均一に保ち過度の材料噛込み時のロール破損を防止します。ロールは粉砕対象に応じて、形状や材質(各種金属・セラミック)の選択が可能です。
●大塊(200~300mm程度)の粗砕用途が対象となります。
●セラミックロールは、粉砕時の金属コンタミが発生せず電池材料や触媒・セラミック、高純度無機材料の粉砕に最適です。
1. 粉砕砕目安
左図に、ロール式圧縮粉砕能力の目安を示します。材料の特性(劈開性など)にも因りますが、コルゲートロールクラッシャーの粉砕能力は200mm ⇒ 30mm程度となります。
2. 粉砕状況
発火性のある金属化合物を大気中で粉砕テストしたものです。実機は、N2パージ雰囲気下で粉砕を行います。
3. セラミックロール
写真は、Al2O3/99.6%をCIP成型したロールで O.D Φ200×350L 8山となります。ZrO2での製作も可能です。形状については御打合せの上、製作対応致します。
4. 金属ロール
写真は、耐摩耗性を重視した High-Mn鋳鉄ロールで O.D Φ200×350L 8山となります。SUS鋳鋼の製作も可能です。形状については御打合せの上、製作対応致します。
オプション対応
■ 乾式 / ■ 湿式 / ■ 熱 / ■ ガス / ■ 材質
材料の特性(硬度・コンタミ)に応じて、ロール材質の選定が可能です。 各種の金属(High-Mn, SUS304)やセラミック(Al2O3, ZrO2)での製作に対応致します。 |
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材料の特性(投入サイズ・硬度・コンタミ)に応じて、ロールの形状を選定します。 コルゲート、ラチェットなどのロール製作に対応致します。 |
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ケーシングの前後を気密構造としてガス雰囲気置換が可能です。置換ガスは微陽圧として、パージします。 粉砕品の排出部は、下流機器を密閉構造とし大気遮断を行う構造となります。 |
※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。