粉で未来を、造りつづける
私たち杉山重工は、粉体を取り扱う機械やプラントの提供を行っています。「粉体」と聞いても馴染みがないと思うかもしれませんが、実は私たちの身近にある思いがけないものも、粉体から作られています。粉体は、セラミックスや化学原料、粉末冶金、食品、医薬など多岐にわたる分野で、産業を支える重要な基盤となっているのです。
特に、今日では脱炭素社会や再生可能エネルギーの実現に向けて、かつてないほど電子部品や新素材、合金の重要性が高まっています。これらの開発には、素材の特性を最大限に活かす「粉体技術」が不可欠。しかし、粉体は同じ物質でも粒子の大きさや温度や水分などの環境条件で特性が変化するため、粉体を扱うこと自体が「経験工学」であると言っても過言ではありません。
経験工学を活かす当社の仕事は、ほとんどが「これまでにない」こと。お客さまの要望を実現するために、上下関係や職種の区分なく、勉強し意見を出し合います。難題に対してもすぐに断らず、例え50%でも達成できれば、双方のステップアップにつながると考えてトライしています。
「手を汚して勉強し、社会に貢献する。」
1959年の創業以来、愚直なまでに現場密着のものづくり姿勢を貫いてきた成果、それが当社の根幹をなしています。机上の理論だけでは理想的な粉体装置の設計はできず、現場で粉まみれになるだけでは粉体の基本知識を得ることはできません。
「手を汚して勉強し、社会に貢献する。」
社是でもあるこの地道な姿勢が、オンリーワンの製品を生み出し続け、世界を支えています。皆さんと共に、「新たな粉体技術」を切り開く未来を楽しみにしています。
代表取締役社長杉山 大介