【市販容器の駆動装置】
昇降機、横移動搬送機、クランプ/旋回・回転機構から構成されます。市販容器に混合羽根付きの蓋を装着後、原料を投入して昇降機にセットします。容器は、自動で上昇/横移動を行いクランプ装置まで搬送されます。クランプ装置には3本爪が付属し、容器をクランプして90°横転させ水平状態とします。水平状態で混合回転を一定時間行った後、逆手順で容器を原点に戻します。混合された容器は、貯槽として保管します。
同一配合を行うLOTでは、混合済みの容器から羽根付き蓋を取り外して通常の蓋に交換し、次の空容器に装着することで羽根付き蓋の使い回しが可能です。原料の排出は、容器の蓋をコーン型蓋に換装し反転機構付きのリフターで容器を反転させて行います。
＊本社工場に、テスト機を常設しています。

【大型容器の駆動装置】
電動リフターガイド、昇降装置、4輪駆動機構、可動排出フードから構成されます。別工程で原料を充填した容器を、ホルダー付き専用電動リフターで本装置の転輪上に設置します。設置後、容器を上昇させて容器の側面ポートと可動排出フードを連結します。容器の羽根はドラムミキサー式の2重螺旋仕様で、正転すると混合が行われ、逆転すると排出が行われます。容器から排出された混合原料は、排出フードを介して下階にある後工程へと供給されます。
電動リフターを用いた容器の転輪上への設置作業後は、自動運転で行われます。安全確保のため、装置の周囲には安全柵が設けられ、インターロックシステムが導入されています。