PRODUCTS製品案内
ロータリークーラーROTARY COOLER
冷却筒内で材料を流動させ、連続的に効率良く冷却が可能なクーラー。
- 冷却筒の回転によって原料が流動するため、均一な冷却と脱ガスが可能。
- 材料流動により、静置冷却と比較して短時間での冷却や品質の均一化が可能。
標準対応
- 連続式
- バッチ連続
- 乾式対応製品
- 冷却
- インバータ
可変速 - 新規設計
製品概要
冷却筒(レトルト)の上部には、冷却水パイプが設置されレトルトの外壁に向けて冷却水を滴下・噴霧します。レトルトは若干の傾斜角を持ち、回転しながらレトルト端面から供給された材料を冷却・排出ゾーンへ移動させます。冷却ゾーンでは、レトルト外面に供給される冷却水によってレトルト内の材料を伝熱冷却します。レトルト内にスパイラル羽根を設置して冷却ゾーンの材料通過を定量制御したり、複数の冷却筒を束ねて冷却面積を拡張することで機長の短縮が可能です。レトルト内は、真空減圧やガス雰囲気として制御することも可能です。
●レトルト回転によって原料が流動するため、均一な冷却と脱ガスが行われます。
静置冷却と比較して、短時間での冷却や品質の均一化などの特徴が有ります。
●対象原料や冷却温度によって、設計対応致します。
【直列配置】 建屋高さ方向に制約がある場合、キルンの直後にロータリークーラーを配置します。キルンレトルトとクーラー冷却筒は中央部フードで間接接続され個別に駆動します。写真は右側がヒーター、左側がクーラーとなります。
【上下配置】 建屋長さ方向に制約がある場合、キルン架構下にロータリークーラーを配置します。キルン排出シュートが、クーラー投入部へ接続され材料の連続供給を行います。キルン・クーラーの傾斜調整を考慮し、シートの一部はベロー構造となります。
【構造図】
単筒若しくは多筒の冷却筒(レトルト)が、傾動するのコモンベース上の転輪に設置されています。レトルト上部には、冷却水パイプが設置されレトルトの外壁に向けて冷却水を滴下・噴霧します。レトルト両端には投入・排出フードが設置され、フード貫通部とレトルト外周をシールして系内の気密を保持します。固定フード部に、真空排気やガス導入配管を接続されます。
材料とレトルトの接触面積と時間によって、冷却速度が決定されます。材料の移動速度を精密に制御する場合は、レトルト内にスパイラル羽根を設けます。接触面積の拡張を行う場合は、複数のレトルトを束ねて、材料の分配供給と集合排出を行います。
*弊社テスト機にて冷却試験を行い、冷却熱伝導率を確定し実機仕様を決定します。
オプション対応
■ 乾式 / ■ 湿式 / ■ 熱 / ■ ガス / ■ 材質
冷却時のガス雰囲気を選択し、ガス反応処理にも対応が可能です。 ガス種類や処理流量などをご提示頂き対応致します。 クーラーの前後ラインは、同雰囲気・同圧として連結します。 |
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材料の冷却条件に応じて、耐高温や耐腐食、コンタミネーション防止などのレトルト材料選定が可能です。 金属材として、SUS310S・インコネル・ハステロイ・Niクラッド鋼などに対応します。 金属コンタミ対策として、Al2O3やZrO2などのセラミック材を用いCIP成型スリーブや熔射の施工に対応します。 |
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材料の特性に応じて、レトルト内部に発生する付着対策が可能です。 レトルト外部からの打撃(ノッカー、回転ハンマー)やレトルト内部の回転リフターの製作に対応します。 |
※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。
シリーズ
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型式 |
処理能力 (m3/h) |
電動機 (kw) |
冷却水 (L/min) |
外形寸法 (mm) |
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機長L |
機幅W |
全高H |
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MRCL-1040 *TOP写真 |
1.0 |
5.5 | 400 | 11,400 | 2,400 | 2,500 |
●レトルト:Φ400×8,000L ×6本 多筒式 ●材 質:SUS304 ●回転数 :1〜10min^-1 インバータ可変速 5.5kw ●冷却能力:800 ⇒ 70 (℃ /h /1,000kg) ●付帯装置:傾動電動シリンダー 0.75 kw×2 エアーノッカー ×2 投入シュート退避機構 |
※本シリーズは、目的に応じた都度設計となります。ご要望に応じ、様々な仕様に対応いたします。
※上記型式以外にも各種ラインアップを揃えています。