PRODUCTS製品案内
ロータリーキルンROTARY KILN
材料の定量供給により、安定した均熱加熱や条件設定が容易な焼成装置
- 粉体を直接装置へ投入し焼成。焼成容器や治具などの付帯消耗品が不要。
- 粉が流動しながら受熱や脱ガスを行うので、安定した品質の確保が可能。
- 対象材料に応じてレトルト内のリフターや羽根の設計が可能。
- 接粉部にセラミック材を使用し(溶射や成型品)、金属コンタミを嫌う材料の焼成が可能。
標準対応
- 連続処理
- バッチ連続
- 乾式対応製品
- インバータ
可変速 - 新規設計
製品概要
熱源を貫通する形で円筒(レトルト)が設置されており、この端面から材料を定量供給します。レトルトは若干の傾斜角を持ち、回転しながら材料を加熱・排出ゾーンへ移動させます。対象材料に合わせてレトルト内部に送り羽根を設置したり、接粉部にセラミックス溶射を施したりする事が可能です。焼成時間の長短によってレトルト形状を選定し、連続またはバッチ焼成を行います。熱源は、電熱ヒーターやガス(LNG、プロパン、ブタンなど)加熱となります。
1. ロータリーキルン概要
傾動式のコモンベースに加熱ヒーター(電気・ガス)が設置され、加熱ヒーターを貫通してレトルトが設置されています。レトルトの傾斜角と回転数により、材料の滞留時間(焼成時間)を設定します。
2. パイプラインガスバーナー
レトルト下部の昇降式フレームにガスバーナーを配置し、火炎によりレトルト外壁を加熱します。
3. 連続式レトルト
一定内径の円筒形状となります。レトルト内部には、材料送り羽根や掻き上げリフターなどの配置が可能です。
4. バッチ式レトルト
加熱帯部を大口径とし、材料を滞留させて長時間焼成に対応します。排出時はレトルトを逆転させ、加熱帯側面のアームポケットで材料を掬い上げます。一定内径の円筒内両端に逆スパイラル羽根を設置し、材料を加熱帯に中寄せする方式もあります。
オプション対応
■ 乾式 / ■ 湿式 / ■ 熱 / ■ ガス / ■ 材質
焼成時のガス雰囲気を選択し、ガス反応処理にも対応が可能です。 ガス種類や処理流量、材料含水率などをご提示頂き対応致します。 |
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材料の焼成条件に応じて、耐高温や耐腐食、コンタミネーション防止などのレトルト材料選定が可能です。 金属材として、SUS310S・インコネル・ハステロイ・Niクラッド鋼などに対応します。 金属コンタミ対策として、Al2O3やZrO2などのセラミック材を用いCIP成型スリーブや熔射の施工に対応します。 |
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材料の特性に応じて、レトルト内部に発生する付着対策が可能です。 レトルト外部からの打撃(ノッカー、回転ハンマー)やレトルト内部の回転リフターの製作に対応します。 |
※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。
シリーズ
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型式 |
熱量 (kcal/h) |
ヒータ (kw) |
電動機 (kw) |
レトルト寸法(mm) |
|
内径φ |
全長L |
||||
CRK-50 |
33,560 |
20×2 |
0.1 | 318 | 2,460 |
BRK-20 |
16,780 |
20×1 |
0.1 | 312 | 1,390 |
※実生産機は、テスト実証結果を踏まえて都度設計・製作を行います。
※上記型式以外にも各種ラインアップを揃えています。
上記仕様以外の設計も可能です。詳しくはお問い合わせください。[ 特別仕様の一例 ]
クーラー連結型ロータリーキルン
写真右側がロータリーキルン、左側が水冷式クーラーとなります。キルンとクーラーはコモンベッドに配置され、同傾斜・同回転を行います。高温焼成された材料は、キルンから排出後直ちにクーラーで伝熱冷却されて常温で回収可能です。設置スペースに制約がある場合は、キルン架台下にクーラーを配置します。
【主仕様】
- 全サイズ
- 25L×4W ×5H (m)
- 焼成部
- Φ1.3×15(m)SUS310S
常温850(℃)
ヒーター600(kW)
- 冷却部
- Φ1.3×10(m)SUS304
水量400(L/min)