PRODUCTS製品案内
ラジアントロータリードライヤーRADIANT ROTARY DRYER
真空ジャケット構造のドラムに熱冷媒を導入し、伝熱により真空や不活性雰囲気で乾燥を行うドライヤー
- バッチ連続運転でのインライン設置が可能。
- 排気ポンプ選定により、真空処理(1〜10Pa)に対応
- ドラム内に10本の伝熱管を配置。均一な温度制御が可能(±1〜5℃)
- 熱媒または冷媒切替による原料の温度制御が可能。
標準対応
- 乾式対応製品
- 冷却
- 雰囲気
- 真空
- 加熱
製品概要
本装置は、ドライヤー・熱冷媒ユニット・真空ポンプユニットから構成されています。ドライヤーは、傾動するコモンベッド上に伝熱管を内蔵したジャケット構造の回転ドラムを配置し、ロータリージョイントを介して熱冷媒ユニットと配管接続されています。ドラム側面には、材料供給と排出用を兼ねた真空シール供給口が設けられ、真空や大気遮断雰囲気を保持しながら回転ドラム内へ材料の供給・排出が可能です。
材料供給及び伝熱乾燥は、ドラムを正転させて行います。材料排出時は、コモンベッドを傾斜させドラムを逆転して行います。一連の操作は、大気遮断した状態でインライン、バッチ連続処理となります。
別置きの熱冷媒ユニットは、ドライヤーと熱冷媒供給用の配管で接続されています。熱媒は、max 230℃迄の昇温が可能です。
真空ポンプユニット(オプション)は、材料供給サブホッパー側からの排気となります。到達真空に応じて、ロータリーポンプ・メカニカルブースターポンプなどの選定が可能です。真空ポンプ保護用の真空対応バッグフィルターも付属します。
熱冷媒は、ロータリージョイントを介して伝熱管から外壁ジャケットに移動し 熱冷媒ユニットへ戻ります。
ジャケット構造のドラム内には、伝熱面積を拡張するため10本の伝熱管が放射状(radiant)に配置されており、ドラム混合回転に伴って安定した伝熱加熱が可能です。回転ドラムには熱電対が装着され、直接材料温度を計測をします。熱電対信号は、摺動リングを介して固定系に伝達されます。
左の写真は、各種形状のリフター羽根の着脱が可能なジャケット構造のドラムです。用途に応じて、フラットバー型や顆粒・造粒品などの壊れやすい材料に適した軟式混合用の2重螺旋羽根の選定が可能です。(ドラムミキサー参照。)ドラム全容積は0.3m3ですが、粉体の挙動空間を考慮し、有効容積を0.1m3と設定します。
*本社工場には、減圧やガス雰囲気で加熱試験が可能なテスト機を常設しています。
オプション対応
■ 乾式 / ■ 湿式 / ■ 熱 / ■ ガス / ■ 材質
対象材料の特性に応じて、付着対策やコンタミネーション防止などの表面処理が可能です。 |
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乾燥時のガス雰囲気を選択することで、反応処理などにも対応が可能です。 ガス種類や処理量、O2濃度などをご提示頂き対応致します。 |
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減圧乾燥中の、有機溶剤など揮発成分をコンデンサーで冷却凝集し回収します。 回収対象の物性、濃度などをご提示頂き対応致します。 |
※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。