PRODUCTS製品案内

ボールミルBALL MILL

回転する粉砕槽内で材料とメディアが衝突・摩擦を繰り返し粉砕を促進

  • 回転に伴うメディアの対流挙動により、粉砕と同時に分散混合が可能。
  • シンプルな構造で、粉砕条件の設定が容易。
  • 湿式タイプにはエアパージ機構が標準装備され、粉砕品の排出効率をUP。

標準対応

  • バッチ連続
  • 乾式対応製品
  • 湿式対応製品
  • インバータ
    可変速

製品概要

円筒粉砕槽に、材料と粉砕メディア(鋼球・セラミック球等)を充填し回転させると、内容物は回転に伴う持ち上げと滑落挙動を発生させます。この際、材料と粉砕メディアに衝突や接触摩耗などの外力が加わり粉砕を促進させます。低回転時は材料とメディアの摩擦による粉砕が主体となり、高速回転では落下衝突による粉砕が主体となります。
粉砕槽内部は、摩耗対策として全面に耐摩耗Mn鋼などのライナーを施工します。材料やメディアは円周面のポートから投入・排出を行い、抜きテーパー加工されたポートハッチは手動での着脱操作となります。投入や排出ポートの位置は槽側面の近接センサーで検知し、所定位置で回転槽を停止させます。両端のトラニオン軸受部にはロータリージョイントを用いたガスポートが設置され、スラリー粉砕品の排出加圧やガス雰囲気粉砕に対応します。

【構造図】 円筒粉砕槽内は、摩耗対策として全面ライニングが施工されます。槽円周面にポートを設置し、材料やメディアの供給排出を行います。材料排出ポートには、メディア流出防止の目皿が設置されます。粉砕槽は両端のトラニオン軸受けで保持され、ギヤ駆動により高速回転します。

【ミル回転数】 ボールミル回転数とミル内径・メディア径の相関を示します。臨界回転数Nc 以上では、メディアがミル内壁に遠心力で押さえ付けられ粉砕が進行しません。最適回転数Nでは、メディアがミル壁面から滝のように落下し着地帯で粉砕が促進されます。

【メディア挙動】 ガラスシェルラボ機のメディア挙動です。回転により持ち上げられたメディアは、頂部から滝状に滑落し落下点での衝突やメディア対流に伴う接触摩擦で粉砕を行います。臨界回転数を超えると遠心力でメディアは内壁に押し付けられ滑落挙動が消失します。

オプション対応

乾式 / 湿式 / 熱 / ガス / 材質

粉砕対象に応じて、ミル内部のライニング材質を選定します。
材料特性をご提示頂き、耐摩耗鋼材や溶接肉盛、セラミックなどを選定します。
摩耗メディアの交換時に、新品メディアを各サイズ毎に計重して自動投入します。
ボールミルのレイアウトや充填量をご提示頂き、設計・製作に対応致します。
排出ポートに、メディアと粉砕材料と分離するための目皿を配置します。
使用するメディア径によって目皿の開口率やサイズ、材質を選定します。
粉砕槽を気密構造としてガス雰囲気置換が可能です。置換ガスは微陽圧として、パージします。
両端トラニオン軸受部から、ガスの吸排気を行います。

※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。

シリーズ

表を横にスクロール →

型式

仕込重量 (ton/b)

電動機

外形寸法 (mm)

メディア

スラリー

(kw)

外形φ

全長L

BM-2

2 2 37 2,000 2,050

BM-4

4 4

48/2.2

2,100 2,850

BM-8

8 8

150/11

3,040 3,350

※粉砕動力は、対象材料によって変動します。

※上記型式以外にも各種ラインアップを揃えています。

関連製品

製品や各種粉体テストのご依頼、お問い合わせ、
カタログ送付などお気軽にご相談ください。

お問い合わせ お問い合わせ