PRODUCTS製品案内
ロールクラッシャーROLL CRUSHER
同期・対称回転する一対のロール間に材料を供給し粉体を連続粉砕
- 中~細粉砕に対応。シンプルな構造で少量多品種やコンタミレス粉砕に最適。
- ライン固定型、可搬型、サニタリー分解型など豊富なバリエーションを展開。
- 材料の噛込みを考慮したロール形状や、コンタミネーションを考慮したロール材質の選定が可能。
標準対応
- 連続処理
- 乾式対応製品
- インバータ
可変速
製品概要
同期・対称回転する2本のロール間に被粉砕物を通し、圧縮による粉砕を行います。粉砕物の粒径はロール間のクリアランス調整で変更が可能です。駆動ロールと従動ロールは、ギヤもしくはVベルトで連結され動力を同期伝達します。従動側ロールはスプリングによるコンプレッション機構を採用し、ギャップを均一に保ち過度の材料噛込み時のロール破損を防止します。
クラッシャーは、据置き型と可搬型の2種類となります。据置き型は多量処理の生産ライン向け、可搬型は少量多品種のラボ試作向けとなります。ロールの材質及び形状は、対象材料に応じて選択が可能です。圧縮粉砕以外の用途として、スライスロールなどを装着し高粘性材料の切断細分化にも応用可能です。サニタリー型は、専用工具を使わずに完全分解と洗浄が可能で、ロット切換え時のコンタミネーションを防止します。
【ロールの噛み込み条件】
粉砕ロールに原料が噛込む条件は、ロール圧力Pの鉛直成分より摩擦量Rの鉛直成分が大きい場合となり、左式でロール径と噛込み角の関係を示すことができます。材料塊が大きいとロール噛込み角が広くなり、ロール径を大きくする必要があります。
【ロール種類】
設置スペースで機器(ロール)サイズに制約がある場合には、以下の方式で噛込み改善が可能です。
・各ロールを独立駆動として、左右ロールに差速をつける。
⇒タンデムロールクラッシャー
・偏心シャフトでロール間クリアランスを脈動開閉させ、噛込み角を大きく取る。
⇒エクセンロールクラッシャー
・ロール表面に突起を設け、材料の挟み込み効果を高める。
⇒コルゲートロールクラッシャー ラチェットロールクラッシャー
オプション対応
■ 乾式 / ■ 湿式 / ■ 熱 / ■ ガス / ■ 材質
材料の特性(硬度・コンタミ)に応じて、ロール材質の選定が可能です。 各種の金属(SUS304, S50C)やセラミック(Al2O3, ZrO2)での製作に対応致します。 |
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材料の特性(投入サイズ・硬度・コンタミ)に応じて、ロールの形状を選定します。 フラット、偏心、コルゲートなどのロール製作に対応致します。 |
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材料の付着性に応じて、スクレーパーの装着が可能です。 各種の金属や樹脂、セラミック(Al2O3, ZrO2)での製作に対応致します。 |
※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。