PRODUCTS製品案内

カルマンアジテーターKARMAN AGITATOR

攪拌ローターで発生するカルマン渦と剪断力で粉粒体を強制溶解・分散

  • バッチ連続のため正確な粉/液の混合比の設定が可能。
  • 高速回転するローターとタンク底部固定リングの剪断力で未溶解塊を解消。
  • スラリー溶解のみならず、スクラバー処理にも対応可能。
  • 溶解・分散工程と製造したスラリー貯槽として兼用可能で設備コストを削減。

標準対応

  • バッチ連続
  • 湿式対応製品
  • インバータ
    可変速

製品概要

円周方向に超硬チップを装着した撹拌ローターがタンク底部のシュラウド内に配置され、シュラウド下部のリングにも放射状に超硬チップが設置されています。ローター回転によってシュラウドから吸引された溶媒と材料は、ローターとリング部の回転相対運動によって発生するカルマン渦のキャビテーションとスラリー剪断力で、瞬時に溶解・分散が行われます。シュラウドから吸引されたスラリーは、シュラウド下部リングから吐出されて槽内で循環対流を行い、スラリー溶解分散が進行します。スラリー処理後、沈降防止のためローターを減速させ貯槽として使用することも可能です。

1. カルマンアジテーター構造図

2. 撹拌水流

1. カルマンアジテーター構造
撹拌によりシュラウドから吸引された溶媒と材料は、ローターとリング部で回転によって発生するカルマン渦と液剪断力で溶解・分散が瞬時に行われます。

2. 撹拌水流
ローターフィンにより、強力な吸込み流を発生させシュラウドから吸引、シュラウド下部リングから吐出され対流を行います。

3. 4L可搬ラボ機

4. ラボ機内部構造

3. 4L可搬ラボ機
カルマンアジテーターは有効容積4L~8m^3で製作可能です。ラボ機は、分解洗浄を簡便化するためサニタリー構造、制御盤は脚部に固定されます。撹拌動力は、スラリー粘性を考慮し決定します。

4. ラボ機内部
撹拌ローターとシュラウドは一体構造となっており、撹拌槽の天板から分離取出しが可能です。

オプション対応

乾式 / 湿式 / 熱 / ガス / 材質

スラリー溶媒の冷却(加熱)を目的として、冷熱媒ジャケット槽の製作に対応します。
材料温度をご提示頂き、ジャケット槽を設計します。伝熱効率から、短時間での熱処理は対応出来ません。
水圧による旋回ノズルシャワーリングなど槽内の自動洗浄に対応します。
予め洗浄用の溶媒量を除外してスラリーを製造し、スラリーの排出後に槽洗浄を行い排水を下流貯槽に送出します。
減圧脱気中の、有機溶剤など揮発成分をコンデンサーで冷却凝集し回収します。
回収対象の物性、濃度などをご提示頂き対応致します。
撹拌槽を気密構造としてガス雰囲気置換が可能です。置換ガスは微陽圧として、パージします。
撹拌槽の前後ラインは、同雰囲気・同圧として連結します。
材料特性や撹拌槽容積、防爆等級などをご提示頂き対応致します。

※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。

シリーズ

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型式

有効容積

(m3/b)

電動機

(kw)

外形寸法 (mm)

機長L

機幅W

全高H

KA-300

0.3 3.7 800 800 1,850

KA-1000

1.0 5.5 1,250 1,250 1,250

KA-3000

3.0 11 1,650 1,650 3,700

KA-5000

5.0 22 1,950 1,950 4,100

KA-8000

8.0 37 2,200 2,200 5,500

※対象材料の粘性により、上記電動機容量は変更となります。

※上記型式以外にも各種ラインアップを揃えています。

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